大事な心引き換えに・・・【プレイング以外】

もう、残り数時間で出発です。
この依頼についてはプレイングとおみくじにて、
詳しく書いてありますのでそちらを参照して下さい。

・・・にしても、この作業着というのはどうにも慣れませんね。
普段私は、改造制服の蘭子天王を愛用しているせいか、
どうにもくこう、ヒラヒラとしていない服は落ち着かない気分になります。

いえ、ヒラヒラと言ってもメイド服は論外ですが。
いや、意味というか部位が違いますからね？
マント的な意味ですから。

さて、今回は色々と思う事が多々ありまして、
出発前に少々振り返ってみようかと思います。

以下、この依頼についての徒然な記述となります。

教室の片隅での相談は、どんな依頼でも、
必要不可欠だと思っていますが、
今回ほど重要だと感じたものはありませんね。
まず第一に、検討すべき事が非常に多かった。

小口さんが一番最初に議題に挙げたのは、
少女と犬の分断、周囲の人目、戦法、の三つだけでしたが、
最終的には更に、戦場の選定、戦場への誘導、戦場での待機法、
事後のフォロー、と相談すべき事が七つも挙がった程。

もちろん、一発でこれだ！という妙案が出るわけでは無く、
昨日の段階まで一つ一つ検討が続きました。
そのため、一回の発言での情報量が、私を含め、皆とても多かった気がします。

当然ながら、そうなると連投も多くなりがち。
試しに、連投失礼、連投すみません、という言葉を計算してみると、
１、２，３、たくさん、いっぱい。というわけで、いっぱいありました。


これはすごい。



何がすごいって、
高校生にもなってこれをやる私の頭がすごい（ひどい）。

まぁ、冗談は置くとして。


もし、私ひとりで考えていたなら、
議題のほとんどを王者の威風で力押ししようと、
考えていたかもしれません。

しかし、それ以外の解決策はいくらでもある、とばかりに、
様々な意見が飛び交い、検討されていく様には圧倒されたの一言です。
事実、今回私は王者の威風を使う予定がありません。

・・・しかし。
それだけ実りのある相談があったにも関わらず、
いえ、恐らくはそれ故でしょうね。
日向さんも言っているように、
伸るか反るかを決める、不安材料がまだ残っている気がしてなりません。
もう、やれることはすべて果たしたというのに、ね。


ですがこういう不安とは、どんな時でも、あって当たり前の、
そして、必要な感覚ではないか、とも私は思います。
どんな状況でも、油断をしないよう心がけるのは難しい。

人間とは弱い。特に、私という人間は。
安心出来る根拠が、必ずどこかにあると信じたくなってしまいます。
それが油断につながると知っていても。

だからこそ、不安と緊張は貴重な感覚なのですよ。
不安に思えばこそ、より一層安全を確保する策を考える。
緊張すればこそ、油断することなく集中できる。
不安は不安として受け入れ、誤魔化すことなく、克服すればいい。

・・・さて、泣き言はこのぐらいにして、気合いを入れていきましょうか。
無論のこと、克服してみせますよ、この程度の不安なんざ、ね。