賽の目仁義

私は平穏という言葉が好きですが、
勝利の方がもっと好きです。
うん、意味が解りません。

それはさておき、本日、ヤドリギ使いの方々が入学されましたが、
同時に新しいＧＴも発見された、との報が入りました。
というわけで、早速行ってきて、
最短制覇一位を取ってきたところ、
今、確認してみたら、もう四位になっていました。

・・・いえ、悔しいわけでなく。

というわけで、以下、新しいＧＴの記述となります。

大周防炭鉱にて新たに見つかった領域は、
賽の目仁義というものです。


場所柄からか、娯楽の少ない炭鉱で賭博が盛んになるのは、至極当然。
そんな中に天才賭博師と呼ばれる男が一人。
彼は、あまりに勝ち過ぎたため・・・殺害された。
事件の現場となった坑道は今、ゴーストの巣窟となっていた。


簡単に説明すれば、こんなところでしょうか。
色々とこの事件について意見はあるかと思いますが、
私から言わせれば、自業自得な気もしますね。

賽の目、という名前から、
おそらくはサイコロを用いた賭博だったのでしょう。
ランダム性が高いので、ある意味では公平な賭博とも言えますが、
そこで大勝するなんて馬鹿ではないかと。

内情はわかりませんが、こういう勝負だと、
回数をこなす内に、勝ちと負けはほぼ均等になるはずです。
ですから、賭博に参加した面々はぼろ儲けしようなんて、
ほとんど考えていなかったと思いますよ。

・・・そこで頭一つ二つ抜けて勝てば、恨まれるのは至極当然。
わざと負けてしまえ、とは言いませんが、
勝ち過ぎたと思ったら、ご祝儀を置いて行くのが筋というもの。


・・・いえ、殺した側が悪いのはもちろんです。
しかし、この天才賭博師とやらも、引き際を弁えていなかった、
と考えると、同情する気にはあまりなれません。

ここでの賭博は飽くまで娯楽。
それをどこぞの鉄火場と勘違いして、
勝ちに目を眩ませていては、筋違いもいいところ。
仁義を語っておきながら、賭博師としての仁義が欠片も無い。

・・・まぁ、これは飽くまで想像ですがね。
なんにせよ、博打はしないに越したことはない。
金というのは、恐ろしいものですから。