森羅蒼鷺亭・出現

時折思うのですが、
カテゴリ機能を有効活用していない気がします。
特に下の方のにゃーってなんだ。
カテゴリを作るほど猫バトンを消化するつもりなのか、と、
自分に問い直したい衝動に駆られる今日この頃、如何お過ごしですか？（挨拶）

冗談はともかく。
このところ、分類の仕方がありそうな記事も増えてきましたのでね、
真面目に、一度整理をしてみようかなと思っています。
何事も、思うだけならタダですから。やる気はありませんが。

うん、私は何が言いたいのだろう。

以下、何事も無かったかのように森羅蒼鷺亭の記述となります。

伊豆半島の山中に、完全閉鎖された旅館、森羅青鷺亭はあった。
歴史ある佇まいを今に残したこの宿は、多くの小説家、写真家に愛されていた。
だが、ある日のこと。森羅青鷺亭を、火災が襲った。
歴史ある佇まい、と言えば聞こえは良いが、
近代化を拒んだ旧家屋が、炎の前では如何に儚いものか、説明するに及ばない。
多くの犠牲者を出したこの事件を境に、客足は遠のき、
復旧のなされた森羅青鷺亭は、そのまま、ゴーストがとぐろを巻くＧＴへと姿を変えた。


森羅青鷺亭がいつ頃閉鎖されたのか、
詳しいことは解りませんが、
現在の旅館業界は、どこも厳しいと聞きます。
そんな中、幽霊が出るだのと風評が立てば、
経営が立ち行かなくなるのも、当然のことなのかもしれません。

ですが、この宿が今も繁盛していれば、と思わなくもないのですよ。
もしそうだったなら、火災で亡くなった方々も、
こうしてゴーストとなることも無かったのでしょうから。

ふむ・・・そう考えると、何か、やるせないものがありますね。
せめて、早いうちに始末をつけてやりましょうか。
彼らも望んでゴーストとなったわけではないでしょうから、ね。