厄介な敵が出たものです

戦争であるならば、両陣営ともに人死には避けられない。
常々、そう思ってはいるのですが、今回ばかりは、
少々、覚悟を決めなければならないかもしれません。

処刑人の罠。
効果は至って、単純。
すべての戦場において、重傷率を上げる。

ふむ・・・死亡率を上げるで無いだけ、マシと思うべきでしょうか。
知っての通り、銀誓館はメガリスを破壊することで、
生命賛歌―死亡を一度だけ重傷に、重傷のペナルティを無効に―の加護が得られる。

一撃死は、無い。
これだけでも、充分すぎるほどのアドバンテージのはずなのですが・・・いけませんね。
私は、これが当たり前だと思い過ぎていたのかもしれません。

重傷になっても、出撃さえしなければ、とりあえず命は永らえる。
しかし、もし、重傷者が多くなり、戦線が崩壊するとなれば・・・
無謀と知っても、出なければならない場面があるかもしれない。

もしそうなったとしても・・・確実に死ぬわけではない、
ただ、可能性が出るだけ。それだけの事です。
それだけのはずが・・・何故ですかね、怖がっている自分がいるのですよ。

ふむ。・・・これは、弱くなった、という事なんですかね。
いや、弱くなったのなら、弱いままで構いません。

戦って、戦って、勝って、それでも死んではしょうがない。
念には念を入れましょう。
戦って、戦って、勝って、そして生き残るように。
さて、どんな戦争になるのやら。