来訪者、ファンガス登場

えー、ファンガスの詳しい説明ですが、
ここを御参照ください。
と、言うのはあんまりなので、簡単ながら説明させていただきましょう。

北海道に群生するファンガスは、菌類―キノコーの来訪者であるとのこと。
生来の性質により、春が近くなると彼らは繁殖、
集合することでより強力な個体となろうとする。
しかし、あまり強大になりすぎれば、世界結界に悪影響を及ぼしかねない。
彼らを無害な存在のままでいさせるためには、個々を離し、株分けをする必要がある。

だが、分割されたファンガスは非常に脆弱だ。世界結界に押しつぶされてしまうほどに。
故に単純な分割は、友好的な関係にあるファンガスを、ただ殺す結果になってしまう。
そこで、教室にはこんな依頼が舞い込んだ。

ファンガスをその身に宿し、ファンガス共生者となることで、
ファンガスの株分けを行ってほしい、と。

ふむ、なかなかに面白い話ではありますね。
ファンガスの細かな性質は解っていても、
妖狐や他の来訪者のように能力がはっきりとわからない、
というこの状況は、非常に興味が湧きます。

とはいえ、私は既に黒燐蟲を腹に飼っているのでね、
可能ならば参加したいところですが、身体の中で喧嘩でもされてはかないません。
ふむ、ここは他の方々の報告を待つとしましょうかね？