『ディスティニーサーガ』

さて、なにやら面倒な事が起きたようですね。
ディスティニーサーガ
・・・この名前、ご存じの方も多いかと思います。
狸関連の全体シナリオと時同じくして、出た三つの依頼の名前です。
今回、それと関連した大きな動きがあるようで・・・ね。

詳しくは、以下の続きをご覧ください。

ＭＭＯＲＰＧ、ディスティニーサーガ。
広告を一切打っていない、完全招待性のオンラインＲＰＧの名前だ。
これをプレイした一般人が、突如、悪夢に囚われる、という事件が起きた。
夢の中に入り込み、三つの事件は解決したもの・・・同時に恐るべき事実も発覚した。

「命を賭けた勝負――だからこそ、燃えるのであろう？」

ディスティニーサーガ。
その、最大の特徴は・・・負ければ、プレイヤーは命を失う。

それだけでも、驚愕の事実であることに代わりはない。
だがしかし、状況は、もっと悪かった。

六月二十一日の大規模イベント。
―参加プレイヤー皆殺し、魂大回収イベント―

パソコンの中に入り込むメガリスなど無い今、
我々にできることは、実際にパソコンでこのイベントに参加し、
運営の目論見を粉砕する、ただそれだけしかない。


これまでの戦争とは違い、
能力者としての力を発揮する戦いとは違い、
我々は学園側の用意した、
潤沢なウェブマネーやG-Money、大人数での協力プレイ、
等、持てる手段をすべて駆使しての作戦をとることにりそうです。
なんて外道な。
と、背後の人は思ったようですが、私には何のことやらさっぱりです。

しかし、今回のこの戦争、
良い事も悪い事も、
どちらも半々、と言ったところでしょうか。

まず、パソコンの中であるから、生命賛歌の効果は得られず、
ポジション結社のような効果も得られはしない、
パソコンの中であるから、当然、能力者としての能力は活かせない。

しかし、同時に、現実世界では重傷までで死亡することはなく、
ゲーム内での職業選択という効果が存在し、
また、低レベルの能力者も第一線で活躍が期待できる。

・・・この事が、メリットにせよデメリットにせよ、
どう動くかわからない、というのは聊か、不安ではありますが。
とにもかくにも、今は動くしかありませんね。